「気持ちいい」は嘘かもしれない。ベッドの上で隠しきれない「緊張のサイン」

前回、お客様に「どうでしたか?」と聞くことが、いかに自己中心的な問いであるかをお話ししました。 では、私たちは一体どこを見て、お客様の「本当の状態」を判断すればいいのでしょうか。
部屋の明るさ、温度、心地よい音楽に香り……。 最高のリラックス空間を作り上げているはずのベッドの上で、お客様の身体がこんなサインを出していることはありませんか?
- 施術中、終始目を開けて天井を見つめている。
- 身体が常に微細に動いて、どこか定まらない。
人間は本来、安心すれば「寝てしまう」動物です。 それなのに、リラックスできる状況下でこれらが起きているのは、緊張が解けずに常に「警戒」しているかもしれません。
もちろん、この警戒心のすべてが「セラピストのせい」ではありません。 初めて訪れる場所、慣れない環境……。お客様が緊張してしまうのは、むしろ自然なことでもあります。
だからこそ、このサインを見逃したまま「一生懸命マッサージをして満足させなきゃ」と技術を押し付けてはいけません。焦って技術を足そうとすれば、お客様の心の扉はますます固く閉ざされてしまいます。
【では、私たちはまず何をすべきなのか?】
それは、何かを変えようとすることではなく、ただただ「手を離さず完全に密着させて、相手の呼吸に合わせること」です。
自分の呼吸を整え、リラックスした状態で、手から穏やかなパワーを伝えていく。 「大丈夫ですよ」という大きな心で、その緊張を丸ごと受け止めてあげましょう。
技術以前に大切なのは、この「大きな器」でお客様を包み込むというセラピスト自身の『あり方』なのです。
「気持ちいい」という言葉の裏に隠された、身体の真実。 それに気づき、そっと寄り添えるようになるだけで、あなたの施術は「ただのマッサージ」から「心を通わせるセラピー」へと進化します。
いかがでしたか?
案外、そんなこと?って思いませんでしたか?
ですが、意外にもそんな身近なところで解決できることが実はたくさんあるのです。

ビックリ!
さて次回は、わりと多くの人が無意識にやってしまっている、『お客様の安心を壊すタオルの扱い』についてお話しします。 タオルの「めくり方」ひとつで、信頼は一瞬で崩れることもあるのです。客様の安心感がどう変わるかについてお伝えします。
ではまた〜👋

